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2015年2月 8日 (日)

贈る言葉

このところの土日レッスンは楽しい

平日にはとても来られなくなった生徒たちがやってくる日なんだけど、皆、それぞれに学園ものの悩みやら青春をしょっている。今日は、長年レッスンに通っていた生徒Aの卒業であった。いつものように、世間話からレッスンに入ろうとした時。

「先生っ、あの…わたし、来月から一人暮らしするんです。それで、ピアノは持っていかれなくて、それで…」
「ありゃ、それは残念だねぇ。ずっと側にあったピアノなんだから、入る部屋があればいいのに。」

と言ったところで、こらえていたものがウワッとあふれだした 号泣。わたしじゃないよ。Aちゃん

「泣くなよ〜」
「だってだって、16年間もやってきたピアノをやめるなんて…

そう言って、その先思う存分号泣

可愛かった。きっと朝から、何と言おうかドキドキだったのであろう。10年越しのうちの生徒たち、卒業の日はほぼ皆、感極まって涙なみだ。それも先生冥利に尽きます。嬉しいよ。ピアノ教えてると、普通に10年はおつきあいすることになるから、その子とはちっちゃい頃からの仲になる。あんな〜こ〜と〜こんな〜こ〜と〜あったでしょ〜という訳なんである。

昔はわたしも、可愛がっていた生徒がやめると言う時は少なからずショックを受けた。風呂場で泣いたこともある(笑)。一生懸命教えてたって、いつかはやめちゃうんだよなあ…私のやってることって、一体なにかなあ。と自問自答。だけどそんな若かりし時代は過ぎ、今思う。まさにこの瞬間、レッスンから卒業するこの日のために、レッスンはあったのだ。

音楽って、いいもんだと思う。一生自分の楽しみとなり、癒しとなってくれる。そんな音楽をいつでも自分で奏でられるために、お稽古はあったのだ。だからレッスンに通わなくなるイコール、終わりと思ってはいけないよ。これからは自分で楽しめるように、その日がまさにスタートとなるわけです。忙しくてしばらく楽器が触れない日が続いても、ふとまた弾きたいなと思った時に、ああ、やってて良かったなあ、と思うことでしょう。そのときまた、先生の意見が聞きたいなと思えば来ればよし。自分で弾ければなおよし。長く続けてきたものは忘れることはない。だから私は、号泣する生徒に笑って見送ることにしておりますまた気軽にLINEでもしてこ〜い!と。

贈る言葉。あなたの幸せな音楽と、幸せな未来にカンパイ
とりあえず、バレンタインの報告、待ってるぜ

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