厚木市民芸術祭
今日は厚木市民芸術文化祭。夏のコンクール入賞者のうち3名が演奏します。この文化祭に出演させていただくのは、十年以上前にうちの教室のOG、 アツコさんが市長賞をいただいた時以来です。懐かしいなあ。我が教室からサキちゃん、出演してきました。
コンクールが終わり、8月はほぼ放ったらかし状態で、9月になって全然本番とカンケーない曲を持っていらっしゃったツワモノ、サキ様。満面の笑みで弾いてらっしゃるので、「それを弾きたいのだね?」と訊いてみたらその通り その曲は、ドビュッシーのアラベスク第一番。2ヶ月しかないので、さてさてどうする!それを弾くんだったら、他の選曲も狂っちゃうよ?ドビュッシーで揃えるなら、ゴリウォーグとかもアリだけど、さすがに間に合わないね。とウッカリ口を滑らせたら、音大生かと思うようなモーレツな勢いで2曲ともにさらってきた。脱帽であります。
どう考えても2ヶ月弱じゃ間に合わないが、頑固サキ様の意思を尊重して、これも経験さと前向きに、かつビシビシしごきつつ、腕組み山中教授さながらの鬼レッスンを受けて見事、弾きこなしました
終わった〜!満面の笑顔よく頑張った!!これでようやく遊べる〜!
演奏はコチラ
いいよ〜、載っけて。下手でもいいんだったら〜。というオトコマエな彼女。あと1ヶ月あったら、もっと出来た。とつぶやくところが小5とは思えない。その通り、よくわかっていらっしゃる あともう少し時間があったら、もっと完成度の高い演奏が出来たとは思うけれど、時間切れの中で新曲を本番にかけることの姿勢と度胸。いい勉強になったと思います。あの時点の演奏で、ほぼ100%に近い力を発揮できたのもすごい。子どもって強いです。いや、サキ様だから強いのか?わたしゃ、怖くてできんよ(笑)ホント無事終わって何よりです。
他のお2人は、ショパンの即興曲やラフマニノフの前奏曲などを披露してくれました。緊張のステージで、やっぱり時間もなかったんだろうなぁ。という箇所もある中、唸らせられるしなやかなタッチはさすがに上位入賞者。ラフマ君においては、中学生でよく弾くわと惚れ惚れさせられました。もっと大人になってから、彼らの演奏をまたぜひ聴いてみたい。楽しみです。
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