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2018年11月15日 (木)

ドは何色?

うちの生徒さんの中に、超スーパーガンコちゃんがいる。

彼女は4才の可愛い子ちゃんheart01いつもレッスンには、お姉ちゃんと一緒に楽しそうにやって来る。こないだの発表会にも出て、私と一緒にドレミの連弾を弾いてくれた。賢い子で、赤ちゃんの頃からお姉ちゃんを見ていて、だいたいのことは理解している。ただし、やる気さえあればの話。やりたくないの。と思っていることは、ぜったいにやろうとしないガンコちゃんである。

子どもにはタイプがあって、先生の言うことをとってもよく聞く子と、自分の興味のないことは全然やりたくない子がいる。なっちんはもちろん後者のタイプ。先生がアタマを悩ませることになるのは、なっちんタイプの方である。

子どもを自分の思うように操れず、発想力が乏しい先生はこういう子に対して激しい怒りを覚えるようである。そして怠け者の先生は、まあそのうちやる気になるだろ〜、と、その子らを放置する。私はどちらかというと後者のタイプに陥りやすい。でもそれはよくない。「まあそのうちやる気になる」かもしれないが、そのきっかけを見つけてあげる手伝いをするのは常に大人の役割であって、傍観していてはいけない。でも、そうかといって躍起になっていると子どもに見透かされる。このとこらへんを、うま〜くやるのが非常に難しいところだと思う。

さて、その4才の可愛い子ちゃん。1年やったけど、最近お年頃か、ガンコさが増し、音符を一切覚えようとする気が失せていた。発表会が終わったあとはダレてきてるし、さあこれは一体どうしたもんかな、と思っていたところ、ふと昔作った音符カードが目にとまった。棚の奥から出してみる。これは気に入ってくれるかなァ?ちょっとやってみるか〜。と、思ったらまんまとハマってくれたsmile

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このカードにはもともと色は塗っていなかったんだけど、彼女が持ってた色のついてるおもちゃの鍵盤の本を楽しそうに指一本で弾いてるのを見て、じゃあコレも塗っちゃおうと思いついたもの。もちろん、今までに何回もワークの音符塗りはやっている。だから薄々、ドレミはインプットされてはいる。でも絶対に覚えようとはしなかったのだが、カードゲームにしたら、たった2回のレッスンで見事にドレミファソラシド全部の音を覚えた。すごい。ついでに、当たったら「ピンポンピンポ〜ン」とピアノで弾いてあげたんだけど、その音も弾くようになった。郵便配達ごっこで、当たった音のカードを届けてもらうゲームもしたら大喜びである。この子はこういうのが好きなのね。まあだいたい子どもはこういうの、好きだけど、反応しない子だっているから難しいthink

それがわかったらしめたもので、次は彼女専用の色楽譜を作ってあげたり、段階を踏んで徐々に「色付き」じゃなくても譜が読めたり、その鍵盤と指の関係性を理解させたりしたいなァと思っている。それらをぜんぶ、ゲーム感覚でやらせようと思っているので、どのくらいの期間で出来るようになるかは、こちらの腕の見せどころ。

ここでよく、「色音符はよくない」という説が出て来ると思うのだけれど、私はそんなの、使い方ひとつだと思う。大学生になるまで、色でしか楽譜が読めないという人がいるって聞いたけど、空いた口が塞がらない。そんなワケないだろ〜。そりゃ、ただその子が譜面を読む力が欠けていたのだ。これはまた別の問題で、同じ教え方をしていても、譜読み能力よりも聴力に長けている子がいて、どうしても譜を読む前に音を覚えてしまうという特性を持っている。これについては長年ピアノを教えていて、無理矢理強制するのではなく、その子の持っている優れたところを伸ばしてやる方がいいと思って来ている。譜読みができた方がいいに決まってるんだけどね。便利だし、読めないと苦労するし。だけど、算数は苦手だけど国語は得意、というような、ある程度その子のバランスみたいなものがあるんだと思っている。

話が逸れましたが、音符の話。

私は、ドは赤、レは黄色、ミは緑、ファはオレンジ、ソは青、ラは紫、シはピンク

と教えている。

これは面白いもので、ヤマハとか、メソッドによって色が違っています。

私はぶっちゃけ、なんでもいいと思う。要するに、音符を覚えるための手助けになればいいのだ。色なんて必要ない子にはわざわざ教えることもないし、色がなければ難しい子には、使ってみる。

その音のイメージの色は何ですか?と訊かれて、子どもの頃に教わった色しか頭に浮かんでこないと言って嘆いている方がいらっしゃるが、そんなの関係ない。アタマがガチガチになってるだけである。

音を聴くと、色が浮かんで来る人がいる。子どもの頃に教わった色など関係なく、ドは何色だろう。とイメージした時、私の中では清楚で、凛とした白が浮かぶ。レは何色?キラッと光った透明な薄オレンジ。ミは鮮やかな黄緑。ファは暖かい音で、赤とオレンジが混ざったような色。

とそんな具合で、色よりも感覚が浮かんで来るような気がする。

久々にダラダラと長くなったけれど、要するにああだこうだと「この教え方は良し、これは良くない」と言ったように、どこぞのセミナーで語られることは気にすることはなく、その子が楽しければそれでいいのだ。と思う私であります。

ポイントは、「楽しい。」それに尽きる。それがまた大変難しくもあり、教師側も大いに成長させられるところだと思っております。

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