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2019年7月 7日 (日)

2019 厚木青少年音楽コンクール予選

やってまいりました、夏のコンクール予選。今年は我が教室からは、4名が出場です。毎年ルールがちょいちょい変わりますが、今回はAグレードの集合時間が前半後半に分かれていました。前半組だけで、パチリ。弾く前の緊張の面持ちです。

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外は小雨が降っていましたが、弾き終わった後の熱気には、気持ちがいいくらいのものです。ホッとした笑顔でパチリ。みんな、お疲れさま!

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今年も、いろんなドラマがありました。弾く直線にお腹が痛くなって、もうダメかと思った子、本番3日前に体育の授業で指2本も骨折し、執念で弾ききった子。折れているとは思えないほどの、芯のある音が響きました。あっぱれです。是非とも来年にリベンジしていただきたい。

課題曲は、それぞれクレメンティのソナチネ、シューマンの勇敢な騎手、バッハインヴェンションを選びました。骨折した彼女はまさに勇敢な騎手であったと思います。先にも書きましたが、音というものは本当にその子が生まれつき持っているもので、そして、ホールでないとわからないその人独特の響きがある。ふんわりと包み込むような音を作る子や、後ろの席までしっかりと存在感を示すようなインパクトのある音を出す子、どれも、聴き手の心を揺さぶるような音で、音楽で、表現できればいいなと思う。今回、それぞれの子が、それをしっかりと表現していました。多少のミスタッチはありましたが、本番とは水モノ。消しゴムでは消せません。それはそれで次回に活かせばいいと思う。

毎年半数くらいの出場者が本選に進みますが、今回は、教室からは3名が通過できました。皆、本番に向けてのいろんな想いがあります。何度目かのリベンジで、悲願の合格を果たした彼女も居れば、初戦にもかかわらず突破できて号泣した彼女も、大きなコンクールで敗れた想いをぶつけた彼女も居る。同じ舞台でも、本当に人それぞれ。同じものはないのです。

コンクール全体では、今年はいつもより人数が少なめで、Bグレードのピアノが接戦でありました。声楽部門の参加者が増えたのと、フルートを吹く子がいたりして、楽しい舞台を観させていただきました。

個人的な感想としては、Bグレードのショパンエチュード対決。これが、非常に面白かった。教室の発表会でも弾いた誰かさんが居ましたが、ショパンエチュードというものは本当に、全てをさらけ出し、まるで丸裸にされているような気持ちになります。一発勝負は恐怖以外のなにものでもない。そこを音楽的な余裕を持って素敵な舞台を披露してくれた、4名の出場者たちに拍手を送りたい。彼らの本選が楽しみです。

他は、選曲者が多かったAグレードのバッハインヴェンション。これも、本番に弾くのは勇気が要りますね。集中力の勝負なので、非常に恐ろしい。しかし今年は皆、安定していて、心地よいバッハの流れを聴かせてくれました。

実はわたくしその最中、バッハを聴いてるあたりで、途中で帰った我が子なっちんが駅まで歩けず迷子になっており、遠隔操作で誘導していたという裏事情がありまして、自分の生徒周辺の演奏より他は集中して聴けなかったという残念さがありましたが、彼女は40分かかって無事到着し電車に乗ることができ、先生と母の二役をこなしたハラハラの時間でございました。頼むよ〜。

とにかくも予選は無事に終わり、通過の者たちは、ほとんど手をつけていない本選曲に、明日から直ちに練習開始です。

今回も感じたのは、コンクールとはその合否だけではなく、本番に向かって努力を重ね、その素晴らしい成果を子どもたちに与えてくれるものだなということです。それはまた発表会とは違った、もっと上手くなりたいという気持ちと、次への新しい目標が生まれるものだと思う。

だから、そこには合否よりも素晴らしいものがあると思うんです。

それがコンクール。たかがコンクール、されどコンクール。上手に向き合って、子どもたちの成長の手助けをしてあげられたらな、と思う私です。

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